サハラに死す 読了
上温湯隆の絶望から再起するまでの心の内が吐露される様 俺はここまでなれないが、自分もこうでいたいという情熱を与えてくれる素晴らしい文学であった。
ラクダに逃げられ死を覚悟した時の隆の気持ちは、恐怖と同時に、意外にも清々しいものもあったと思う。文字通り情熱を燃やしきったのだ
その後の評論がまた俺の感じてることをうまくまとめて表現してくれている。
冒険とは魅せられたものへの挑戦それによる生の実感、死を人生の一部と捉え、生きる意味の獲得と自分という存在の肯定を産むもの
人生 狭く深くが理想 広く浅くから狭く深くどちらも大事